
映画の話が続いたのでたまには音楽の話題でも、と思いつつ上記の曲は「コン・エアー」「メラニーが行く」「8mile」の中で使用されている曲である。
「コン・エアー」の登場人物のセリフにも在るとおり、77年には飛行機事故によって主要メンバーを失うという悲劇に見舞われているが、90年代に入りバンドを再結成して活躍中である。
迫力のあるトリプル・ギターとサザン・ロックにしては意外とキャッチーなメロディを併せもったドラマティックでスケールの大きいサウンドを展開。湿ったブルース感覚と南部特有の泥臭さを融合したような音楽性には圧倒的な存在感がある。
この「スィート・ホーム・アラバマ」も、最初の軽いタッチのイントロと、サビの爽快なメロディーは一度聴いたら忘れられない。
聞いていると思わず身体でリズムを取りたくなる、楽しそうなボーカルの声。
冬の晴れ間、澄み切った空気の中、青い空を見上げながら聞きたくなるような曲である。